第二種電気工事士の通信講座比較|学科CBT・技能試験の二段構えと料金を公式データで解説
第二種電気工事士は、経済産業大臣指定の試験機関(一般財団法人電気技術者試験センター)が実施する国家資格です。他の資格試験の多くが「学科(筆記)だけ」の一段階であるのに対し、この資格は学科試験(CBT方式または筆記方式)と技能試験の二段階で構成されているのが最大の特徴です。学科に合格しても、実際に配線・器具を扱う技能試験に通らなければ資格は取得できません。
この記事では、電気技術者試験センターの公式サイトで確認できた試験制度・令和8年度下期の日程・受験料・直近3年度の技能試験合格率を整理したうえで、オンスク.JP・ユーキャン・SATの3社について、料金と技能試験対策の練習用材料(部材)が講座に付帯しているかどうかを各社公式ページの記載範囲で比較します。この付帯有無は、公式ページ上で明記が確認できていない講座が複数あり、申し込み前に必ず自分で確認すべき論点です。数値は執筆時点で確認できた情報にもとづくもので、変更される場合があります。最新情報は必ず電気技術者試験センターおよび各社公式サイトでご確認ください。
・試験構成:学科試験(CBT方式または筆記方式)+技能試験の二段階(電気技術者試験センター公式)
・令和8年度下期:申込受付2026年8月17日〜9月3日/学科CBT 9月24日〜11月8日/学科筆記10月25日/技能試験12月12日または13日
・受験手数料:インターネット申込み11,100円(非課税)、郵送申込み12,500円(非課税)
・技能試験合格率(直近3年度・上期):令和5年度73.2%、令和6年度71.0%、令和7年度72.0%(受験51,576名/合格37,158名)
・通信講座:オンスク.JP(月額980円・税込1,078円〜)、ユーキャン(本科コース一括64,000円〜/技能試験コースのみ一括39,000円〜)、SAT(Eラーニング21,780円〜)
・技能試験対策の練習用材料(部材)の付帯有無は、各社公式費用ページで明記が確認できていない点に要注意
1. 第二種電気工事士とは(学科試験と技能試験の二段構え)
電気技術者試験センターの公式サイトによると、第二種電気工事士試験は経済産業大臣指定の試験機関である同センターが実施しています。試験は学科試験(CBT方式または筆記方式)と技能試験の二段階で構成されており、学科試験に合格した人(または科目免除の対象者)が技能試験に進む流れです。他資格の多くが「筆記のみ」「知識のみ」で完結するのに対し、第二種電気工事士は実際に配線作業を行う実技(技能試験)が必須である点が、通信講座を選ぶ際の対策の組み方にも影響します。
2. 令和8年度下期の試験日程・受験料
電気技術者試験センターの公式サイトで確認できた、令和8年度下期(申込受付中)の日程は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申込受付期間 | 2026年8月17日〜9月3日 |
| 学科試験(CBT方式) | 2026年9月24日〜11月8日 |
| 学科試験(筆記方式) | 2026年10月25日 |
| 技能試験 | 2026年12月12日または13日 |
| 受験手数料(インターネット申込み) | 11,100円(非課税) |
| 受験手数料(郵送申込み) | 12,500円(非課税) |
学科試験はCBT方式(期間内に会場で随時受験)と筆記方式(指定日に一斉実施)の2方式から選ぶ形になっており、CBT方式のほうが受験可能期間が長く設定されています。技能試験の実施日は12月12日または13日のいずれかで、詳細な割り振りは受験票などで案内される想定です。正確な会場・時間割・持ち物は、必ず電気技術者試験センターの公式サイトでご確認ください。
3. 技能試験の合格率(直近3年度・上期)
電気技術者試験センターが公表しているプレス発表資料によると、令和7年度上期の技能試験は受験者51,576人に対し合格者37,158人で、合格率72.0%でした。直近3年度の上期技能試験合格率の推移は以下のとおりです。
| 年度 | 合格率 | 受験者数・合格者数 |
|---|---|---|
| 令和5年度(上期) | 73.2% | ― |
| 令和6年度(上期) | 71.0% | ― |
| 令和7年度(上期) | 72.0% | 受験51,576名/合格37,158名 |
また、電気技術者試験センターの試験結果ページでは、令和7年度(年間計)の実数として、学科試験は受験者139,087人・合格者78,711人、技能試験は受験者99,610人・合格者71,471人という数値が公表されています。ただし、このページには合格率(%)そのものの記載が確認できなかったため、本記事では実数のみを紹介し、%を独自に計算した数値は記載していません。年度計の合格率を確認したい場合は、電気技術者試験センターの公式サイトで直接ご確認ください。また、令和8年度下期(2026年12月実施分)の結果は本記事執筆時点でまだ実施前のため、当然ながら存在しません。
4. 通信講座3社の比較表
第二種電気工事士の通信講座は、学科試験対策(動画講義・問題演習)を中心とするものと、技能試験対策(実技練習)まで見据えたコース設計のものに分かれます。各社公式ページで確認できた料金・学習形式・技能試験対策の練習用材料(部材)の付帯有無の記載状況は以下のとおりです。
| 講座 | 料金の目安 | 学習形式 | 技能試験対策の練習用材料(部材) |
|---|---|---|---|
| オンスク.JP | 月額980円(税込1,078円)〜1,480円(税込1,628円)/一括6ヵ月8,610円(税込9,471円)〜12ヵ月16,870円(税込18,557円) | 講義動画(全87回・約16時間)+練習問題(全115問)+ダウンロード教材 | 公式ページに記載なし(非公表・要確認) |
| ユーキャン | 本科コース:一括64,000円または分割4,980円×13回/技能試験コースのみ:一括39,000円または分割3,980円×10回(各税込・送料当社負担) | 学科・技能を通した本科コースと、技能試験対策に特化したコースの2構成 | 公式費用ページに明記なし(要確認) |
| SAT | Eラーニング講座21,780円/DVD講座23,980円/E+DVD講座27,280円(いずれも税込) | 教材形式(Eラーニング・DVD・併用)で選べる3プラン。人材開発支援助成金制度の対象 | 公式費用ページに明記なし(要確認) |
注意:技能試験は実際に配線・器具を使う実技試験のため、練習用の電線・器具などの材料が講座に含まれているかどうかは、受講費用の総額に直結する重要な確認ポイントです。今回確認できた3社の公式費用ページでは、いずれも材料の付帯有無が明記されていませんでした。申し込み前に、各社に直接問い合わせるか、公式サイトの講座内容ページを詳しく確認することをおすすめします。
5. 各講座の詳しい特徴
オンスク.JP月額サブスク・全87回・全115問
オンスク.JP公式サイトによると、第二種電気工事士のオンライン講座は、講義動画(全87回・合計約16時間)と練習問題(全115問)、ダウンロード教材がセットになっています。料金は月額980円(税込1,078円)、より手厚いプランは月額1,480円(税込1,628円)で、一括払いは6ヵ月8,610円(税込9,471円)〜12ヵ月16,870円(税込18,557円)です。他の資格講座と同じ月額サブスクリプション型のサービスで、契約中は他分野の講座もあわせて利用できます。なお、技能試験対策で使う練習用の電線・器具などの材料が講座に含まれるかどうかは、本記事執筆時点でオンスク.JPの公式ページに明記が確認できていません。技能試験対策を重視する場合は、公式サイトで直接ご確認ください。
向いている人:まず月額の安さで学科試験対策の動画講義と問題演習を進めたい人。
オンスク.JPで詳細を見る(PR)ユーキャン本科コース/技能試験コースの2構成
通信教育大手のユーキャンは、第二種電気工事士講座を「本科コース」(一括64,000円または分割4,980円×13回)と、「技能試験コースのみ」(一括39,000円または分割3,980円×10回)の2コース構成で提供しています(各税込・送料当社負担)。技能試験対策に特化したコースが独立して用意されている点が、他社との構成上の違いです。ただし、標準学習期間や技能試験対策の練習用材料の具体的な内容・点数は、公式の費用ページには記載が確認できていません。学科からまとめて対策するか、技能試験対策のみを補強するか、目的に応じてコースを選べる構成です。
向いている人:大手の安心感で、学科・技能を通して学びたい人。あるいは学科は独学で済ませ、技能試験対策だけ補強したい人。
ユーキャンを公式サイトで詳しく見るSATEラーニング・DVDから選べる/助成金対象
SATの第二種電気工事士講座は、Eラーニング講座21,780円、DVD講座23,980円、E+DVD講座27,280円(いずれも税込)の3プランから、学習スタイルに合わせて選べます。SAT公式サイトによると、この講座は人材開発支援助成金制度の対象となっています(制度の詳細・適用条件は公式サイトまたは管轄機関でご確認ください)。なお、技能試験対策で使う練習用材料の付帯有無は、本記事執筆時点でSATの公式費用ページに明記が確認できていません。
向いている人:DVDでの学習を希望する人、または人材開発支援助成金の活用を検討している人。
SATを公式サイトで詳しく見る6. まとめ:あなたに合う対策の選び方
第二種電気工事士は、学科試験(CBT方式または筆記方式)と技能試験の二段階で構成される国家資格です。令和8年度下期は申込受付が2026年8月17日〜9月3日、学科CBTが9月24日〜11月8日、学科筆記が10月25日、技能試験が12月12日または13日に実施されます。受験手数料はインターネット申込みで11,100円(非課税)です。技能試験の合格率は、直近3年度の上期で71.0%〜73.2%の範囲で推移しています(令和7年度上期72.0%)。
- まず月額の安さで学科対策から始めたいなら、オンスク.JP(月額980円・税込1,078円〜)。
- 学科・技能を通した大手の安心感で進めたいなら、ユーキャン本科コース(一括64,000円〜)。技能試験対策だけ補強したいなら技能試験コースのみ(一括39,000円〜)。
- DVDでの学習や助成金の活用を検討しているなら、SAT(Eラーニング21,780円〜)。
いずれの講座を選ぶ場合も、技能試験対策の練習用材料(部材)が含まれているかどうかは、公式ページの記載だけでは判断できないケースがあります。申し込み前に、必ず各社公式サイトまたは問い合わせ窓口で確認してください。受験料・試験日程・合格率の最新情報は、電気技術者試験センターの公式サイトでご確認ください。
7. よくある質問(FAQ)
Q. 第二種電気工事士の試験はどんな内容?
A. 電気技術者試験センターの公式サイトによると、学科試験(CBT方式または筆記方式)と技能試験の二段階で構成されています。学科試験に合格(または科目免除の対象)した人が技能試験に進みます。
Q. 技能試験の合格率は?
A. 電気技術者試験センターの公式プレス発表によると、令和7年度上期の技能試験合格率は72.0%(受験51,576名/合格37,158名)でした。直近3年度の上期は令和5年度73.2%、令和6年度71.0%、令和7年度72.0%と推移しています。なお、年度計(学科・技能とも)の合格率は公式ページに%の記載が確認できなかったため、本記事では実数のみを紹介しています。
Q. 受験料はいくら?
A. 電気技術者試験センターの公式サイトによると、インターネット申込みは11,100円(非課税)、郵送申込みは12,500円(非課税)です。最新の金額は公式サイトでご確認ください。
Q. 令和8年度下期の試験日程は?
A. 申込受付は2026年8月17日〜9月3日、学科試験(CBT方式)は9月24日〜11月8日、学科試験(筆記方式)は10月25日、技能試験は12月12日または13日です。
Q. 通信講座には技能試験の練習材料(部材)も含まれる?
A. 本記事で比較したオンスク.JP・ユーキャン・SATのいずれも、公式の費用ページには技能試験対策の練習用材料(部材)の付帯有無が明記されていませんでした。技能試験対策を重視する場合は、申し込み前に各社に直接ご確認ください。