国家資格キャリアコンサルタントとは|受験資格3ルート・試験制度・受験料を解説
キャリアコンサルタントは、平成28年4月に職業能力開発促進法上の国家資格となった、登録制(5年ごとの更新)の名称独占資格です。個人の職業選択やキャリア形成に関する相談支援を担う専門職として、企業の人事部門や需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関など幅広い現場での活用が想定されています。この記事では、まず厚生労働省・試験実施団体の公式情報から受験資格・試験制度・受験料を整理し、公表されている第30回試験(キャリアコンサルティング協議会実施分)の結果、厚労大臣認定講習であるLECの養成講座までまとめます。
本記事にアフィリエイト(成果報酬型)リンクは含まれていません。LEC公式サイトへのリンクを含め、掲載した外部リンクはすべて厚生労働省・試験実施団体・LECの公式サイトへの通常リンクです。
・平成28年4月、職業能力開発促進法上の国家資格になりました。登録制(5年ごとの更新)の名称独占資格で、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務があります
・受験資格は次の3ルートのいずれかを満たせばよい仕組みです:①厚生労働大臣が認定する講習の修了 ②労働者等に対する相談実務経験が3年以上 ③技能検定「キャリアコンサルティング職種」の学科試験または実技試験の合格
・学科試験はJCDA(日本キャリア開発協会)とキャリアコンサルティング協議会の2つの登録試験機関が共同で同一日・共通問題で実施。実技試験は各団体が個別に実施します
・受験料は学科8,900円+実技29,900円=合計38,800円(税込)
・第30回試験(キャリアコンサルティング協議会実施分):学科合格率77.6%(受験者3,916人・合格者3,038人)、実技合格率63.0%(受験者4,095人・合格者2,580人)、両方受験した人の合格率56.7%(受験者3,190人・合格者1,808人)。この数値は第30回・同協議会実施分の実績であり、直近回や試験全体の平均ではありません
・LECの養成講座は厚労大臣認定講習で、専門実践教育訓練給付金の対象講座(総時間150時間=通信70時間+通学80時間)
直近の試験日程(実施回・出願期間・試験日など)は変更や締切がある情報のため、本記事では具体的な日付を扱いません。最新の試験日程は、必ずJCDA・キャリアコンサルティング協議会それぞれの公式サイトでご確認ください。
1. キャリアコンサルタントとは(国家資格としての位置づけ)
厚生労働省の公式サイトによると、キャリアコンサルタントは平成28年4月に職業能力開発促進法上の国家資格となりました。国家資格になったことで、登録を受けた人だけが「キャリアコンサルタント」の名称を名乗れる「名称独占資格」となっています。無資格でキャリア相談業務そのものを行うことが禁止される「業務独占資格」ではない点には注意が必要です。
登録は一度きりではなく、5年ごとの更新制です。また、国家資格として、相談業務で知り得た秘密を漏らしてはならない守秘義務と、資格の信用を傷つける行為をしてはならない信用失墜行為の禁止という義務が課されています。詳しい制度の全体像は、厚生労働省の公式サイト(careerconsultant.mhlw.go.jp/p/about.html)でご確認ください。
2. 受験資格3ルート|あなたはどれに該当する?
キャリアコンサルタント試験の受験資格は、次の3つのルートのいずれかを満たすことで得られます(JCDA公式サイトより)。まずはご自身がどのルートに当てはまるかを確認してみてください。
| ルート | 受験資格の内容 | 想定される人 |
|---|---|---|
| ルート1 | 厚生労働大臣が認定する講習を修了した人 | これから体系的にキャリアコンサルティングを学び、養成講座を通じて受験資格を得たい人 |
| ルート2 | 相談実務の経験が3年以上ある人 | すでに現場で相談業務に携わってきた実務経験を、講習を経ずに受験資格として活かしたい人 |
| ルート3 | 技能検定「キャリアコンサルティング職種」の学科試験または実技試験に合格した人 | 技能検定の合格実績を持つ人 |
実務経験の具体的な内容や年数の証明方法、技能検定合格の扱いなど、細かな判定基準は個々の状況によって異なります。正確な該当可否は、必ずJCDA・キャリアコンサルティング協議会の公式サイト、または各団体の窓口でご確認ください。なお、技能検定「キャリアコンサルティング職種」自体の合格率・受験料は、本記事執筆時点で確認できていないため扱いません。
3. 試験制度(学科試験・実技試験)
JCDA公式サイトによると、キャリアコンサルタント試験は学科試験と実技試験(論述・面接)の2種類で構成されます。学科試験は、登録試験機関であるJCDA(日本キャリア開発協会)とキャリアコンサルティング協議会の2団体が共同で同一日・共通の問題を用いて実施します。一方、実技試験は各団体が個別に実施するため、どちらの団体で受験するかによって実技試験の内容・実施日が異なります。
| 試験区分 | 実施方法 |
|---|---|
| 学科試験 | JCDA・キャリアコンサルティング協議会が共同で同一日・共通問題で実施 |
| 実技試験(論述・面接) | JCDA・キャリアコンサルティング協議会がそれぞれ個別に実施 |
4. 受験料
キャリアコンサルティング協議会の公式サイトによると、受験料(税込)は学科試験8,900円、実技試験29,900円で、両方をあわせて受験する場合の合計は38,800円です。学科・実技を別々の回に分けて受験することも可能とされていますが、その場合の要件・組み合わせ方は必ず公式サイトでご確認ください。
5. 第30回試験(キャリアコンサルティング協議会実施分)の結果
以下の数値は、第30回試験のうちキャリアコンサルティング協議会が実施した分の結果です。JCDA実施分の結果、直近回の結果、または試験全体を通じた平均値ではありません。試験の合格率は回によって変動する可能性があるため、最新の結果は必ず各実施団体の公式発表でご確認ください。
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 学科試験 | 3,916人 | 3,038人 | 77.6% |
| 実技試験 | 4,095人 | 2,580人 | 63.0% |
| 学科・実技の両方を受験した人 | 3,190人 | 1,808人 | 56.7% |
この結果は、キャリアコンサルティング協議会が実施した第30回試験分の実績値です。JCDA実施分は別集計であり、本記事では扱っていません。特定の養成講座を受講したかどうかによる合格率の差を示すデータではなく、講座の受講が合格を保証するものでもありません。
6. LECの養成講座(厚労大臣認定講習)
受験資格ルート1(厚生労働大臣認定講習の修了)に対応する講座のひとつが、LEC東京リーガルマインドの養成講座です。LEC公式サイトによると、この講座は厚生労働大臣が認定する講習であり、専門実践教育訓練給付金の対象講座です。給付金の適用条件や給付率・上限額の詳細は本記事執筆時点の一次資料では確認できていないため、具体的な金額は記載しません。給付の可否・金額は、必ずハローワークおよびLEC公式サイトでご確認ください。
講座の総時間は150時間で、内訳は通信70時間+通学80時間です(LEC公式サイトより)。料金・開講スケジュール・カリキュラムの詳細、受講生の合格率実績についての公式データは、本記事執筆時点で確認できていないため記載していません。
LEC東京リーガルマインド キャリアコンサルタント養成講座厚労大臣認定講習・給付金制度の対象
厚生労働大臣が認定する講習で、受験資格ルート1(講習修了)に対応します。総時間150時間(通信70時間+通学80時間)で構成され、専門実践教育訓練給付金の対象講座です。料金・開講日程・給付金の適用条件は必ず公式サイトでご確認ください。
LEC キャリアコンサルタント養成講座を公式サイトで見る7. まとめ:自分がどのルートに当てはまるかをまず確認
キャリアコンサルタントは、平成28年4月に国家資格となった登録制(5年ごとの更新)の名称独占資格です。受験するには、①厚労大臣認定講習の修了、②相談実務3年以上、③技能検定合格、の3ルートのいずれかを満たす必要があります。まだどのルートにも当てはまらない場合は、LECのような厚労大臣認定の養成講座(ルート1)が選択肢のひとつになります。すでに実務経験がある場合は、ルート2での受験資格取得が可能かどうかを、公式サイトで確認するのが最初のステップです。
- これから学んで受験資格を得たいなら、厚労大臣認定講習(ルート1)。LECのような総時間150時間の養成講座が対象で、専門実践教育訓練給付金の対象講座でもあります。
- すでに相談実務の経験が3年以上あるなら、実務経験(ルート2)での受験資格取得が可能かを公式サイトで確認。
- 技能検定「キャリアコンサルティング職種」に合格しているなら、その合格実績(ルート3)で受験資格を満たせます。
受験料は学科8,900円・実技29,900円(合計38,800円、税込)で、学科試験はJCDAとキャリアコンサルティング協議会が共同・共通問題で実施し、実技試験は各団体が個別に実施します。合格率は回・実施団体によって変動するため、本記事で紹介した第30回(キャリアコンサルティング協議会実施分)の数値をそのまま直近の見込みとして扱わないようご注意ください。最新の受験資格・試験制度・試験日程は、必ず厚生労働省・JCDA・キャリアコンサルティング協議会の公式サイトでご確認ください。本記事は特定の講座での合格を保証するものではなく、資格取得による年収・就職・独立開業等の便益を保証するものでもありません。
8. よくある質問(FAQ)
Q. キャリアコンサルタントは国家資格ですか?
A. はい。厚生労働省の公式サイトによると、平成28年4月に職業能力開発促進法上の国家資格になりました。登録制(5年ごとの更新)の名称独占資格です。
Q. 受験資格はどうやって得ますか?
A. 次の3ルートのいずれかを満たすことで受験資格が得られます。①厚生労働大臣認定講習の修了、②相談実務経験3年以上、③技能検定「キャリアコンサルティング職種」の学科または実技試験の合格。詳細な要件は公式サイトでご確認ください。
Q. 受験料はいくらですか?
A. キャリアコンサルティング協議会公式サイトによると、学科試験8,900円、実技試験29,900円(いずれも税込)で、両方受験する場合の合計は38,800円です。
Q. 合格率はどれくらいですか?
A. 公表されている第30回試験(キャリアコンサルティング協議会実施分)では、学科合格率77.6%、実技合格率63.0%、両方受験した人の合格率56.7%でした。ただしこれは特定回・特定団体実施分の実績値であり、直近回や試験全体の平均を示すものではありません。
Q. LECの養成講座を受ければ受験資格が得られますか?
A. LECの養成講座は厚生労働大臣が認定する講習で、修了することで受験資格ルート1を満たせます。総時間150時間(通信70時間+通学80時間)で構成され、専門実践教育訓練給付金の対象講座です。料金・給付金の適用条件は公式サイトでご確認ください。
Q. 次の試験はいつ実施されますか?
A. 本記事では具体的な試験日程を扱っていません。試験日程は変更・締切のある情報のため、最新の日程は必ずJCDA・キャリアコンサルティング協議会の公式サイトでご確認ください。